趣味の一つに 2

まるで学生時代にもどったようで、ピアノのレッスンは楽しかった。

ソナタとかソナチネとかはもう弾けないだろうと思っていたが、学生時代にやったことは身体が覚えているようで、一度練習していたものは意外とスムーズに出来た。

調子にのってショパンも練習した。無くした夢を取り戻すかのように朝晩弾いて、

どうにか2,3曲弾けるようになった。今楽譜を見るとなんでこんな複雑なのが弾けたんだろうというくらい難しい。そして今はショパンは全く弾けない。あれだけ練習して弾けるようになっていたけれど、年齢いってからは指も覚えてくれないらしく、常に同じものを繰り返さないと忘れてしまうようだ。

なのでクラシックは諦めて、映画音楽やポップスを弾いてみることに。

そう、小学生の頃に衝撃を受けたようにカッコよく弾こう。

そう思うと、あれもこれも、これまでの何十年の間に聴いてきたさまざまな曲や歌が甦る。練習するのにも楽しい。

何をするのでも先ず基本からが常識なので、基本のクラシックをやっていくのが当たり前だろうが、大人でもつまらないと思うのだから子供はなおさらだろう。進学するのでないならそこそこ弾けるようになったら、子供が好きな曲を練習するのもいいのだろうななんて感じる。

学生時代は朝晩練習なんてとてもやる気が起きなかったけれど、今は好きな曲を弾けると思うと、時間が許せばもっと弾いておきたいと思ったりする。

でも、子供のころ嫌々ながらでも基本の部分を練習してたからだろうと、

結果的に楽しい趣味を持たせてくれた亡き祖父に感謝している。