マネー
平々凡々な暮らしをしている。
もう、社会的に活躍したいとか大金持ちになりたいとか、白馬に乗った王子様を待つとか遠い昔のどこかに置いてきてしまった。
でも、お金は必要。それも多ければ多いほどいいんだ。
なぜそんなに欲しいのか?
この平々凡々な暮らしを後期高齢者になっても続けていたい、ただそれだけ。
ん~、いや違う。平々凡々にちょっとだけ自分なりに贅沢したいから。
田舎暮らしだからクルマは必要だし、乗れなくなったらタクシーを使いたいし、
たまにはオシャレな店で食事も楽しみたい。
オシャレな店に行くならば、オシャレに装いたくなる。
あーそうなるとアクセサリーも必要。
親切にしてくれた人にはお礼の気持ちをこめてプレゼントも贈りたい。
あら、これだと大金持ちまでいかなくても、小金持ちくらいならないと無理だな。
でも、宝くじにでも当たらないとそんなお金は手にできない。
では欲望を一つずつ減らしていこう。
ここで、お金を増やすことは考えずに欲望を減らす方向を考えるのが
自分が小金持ちになれない原因なんだろう。
若くもなく何の資格もない私は就職できないし、
今のところ食べるのに困ってはいないから重労働はしたくない。
欲望を減らすのが最善の方法だ。
一円を粗末にする者は一円に泣く。
そうだそうだ。まず、一円も粗末にしないよう節約しよう。
でも、周りからセコイ人だとは思われたくないのよね。
あ~難しいな。
しばらく考えるのやめよう。
平々凡々がいちばんだ。
あ、鶯の鳴き声が・・・。春だなー。